和田唱(トライセラトップス)ソロ第2作はジャケットにも注目

トライセラトップスの和田唱が422日、2ndソロアルバム『ALBUM.』をリリースした。

前作から16か月のインターバルで届けられたこの新作は、完全書下ろしの全11曲を収録。生の弦カルテット以外、ギター、ベース、ドラム、ピアノ、パーカッションなどの楽器類をすべて和田が担当するという1stソロ作同様の完全セルフプロデュース作で、前作にも増してソロワークに対する並々ならぬ決意が感じられる渾身の意欲作となっている。発売日当日まで非公開となっていたCDジャケットには、なんと和田唱が3歳になる前に撮影された、母親、平野レミとのポートレートを採用。ブックレットには、その写真を撮影し、昨年惜しくも急逝した彼の父親である和田誠の名前がクレジットされており、自身のCDのビジュアルワークで両親との初のコラボレーションを実現した形だ。

また20191230日にマイナビBLITZ赤坂で開催された単独公演をBlu-ray化した「一人宇宙旅行〜ライヴ・イン・ブリッツ〜」も同時発売。四方を観客に囲まれ、たった1人でループマシンや幾多の楽器を操りステージを展開する和田の多彩なパフォーマンスに加え、事前のリハーサルから当日に到るまで密着したドキュメントをボーナス映像として収録。音楽に対するひたむきな姿と、一人の男としての想いを深く感じられる1作となっている。