矢野顕子12年ぶりのコラボ・アルバムはまさに多士済々なゲスト陣に注目

矢野顕子がコラボ・アルバム『ふたりぼっちで行こう』を1128日にリリースする。

この新作は、矢野にとって『はじめてのやのあきこ』以来約12年ぶりとなるコラボ・アルバム。7月に配信リリースされた大貫妙子とのコラボ曲「横顔」をはじめ、奥田民生、松崎ナオ(鹿の一族)、前川清らを迎えて制作された全11曲が収められる。今作で矢野と初共演となる吉井はデュエットでTHE YELLOW MONKEYのヒット曲「パール」をカバー。U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESSとは、矢野と森山良子のユニット「やもり」の小曲「ただいまの歌」を、U-zhaanのタブラによるトラックに環ROYと鎮座DOPENESSのラップを乗せたアレンジで収録。上妻宏光とは矢野の代表曲「Rose Garden」をパーカッションに仙波清彦を迎えたトリオ編成でセルフカバーしている。さらに、YUKIとの共演では2016年に開催された矢野のライブシリーズ“ふたりでジャンボリー”で共演時に初披露した楽曲「バナナが好き」を演奏。同曲は2人による共作曲で、ライブ披露時と同じく矢野がピアノ、YUKIがドラムを担当した。平井堅はチャップリンの「Smile」をオリジナル歌詞でカバー。細美武士は2009年の「矢野顕子リサイタル」で初披露した「やさぐれLOVE▼」を矢野と弾き語りによるデュエット編成で聴かせている。アメリカ・ニューヨークを拠点に活動するユニット・Reed and Carolineは、国際宇宙ステーションをテーマに描く「When We're In Space」を矢野と共作した。

初回限定盤にはDVDとブックレットが付属。DVDには本作のレコーディング風景やインタビューで構成されたメイキング映像と、YUKIと矢野のコラボ曲「バナナが好き」のミュージックビデオを収録。エディターの渡辺祐が執筆するブックレットには今作で矢野と各ゲストアーティストのコラボレーションが実現した経緯やそれぞれの関係性、楽曲の背景などをひも解く解説が掲載されている。

また12月には、年末恒例コンサート“さとがえるコンサート 2018”を開催。佐橋佳幸、小原礼、林立夫と共に、122日の埼玉・三郷市文化会館 大ホールから11日の宮城・電力ホールまで全5カ所を巡る。各会場のゲストも発表されており、埼玉および宮城公演に松崎ナオ(鹿の一族)、大阪公演に大貫妙子、東京公演に奥田民生と細美武士、そして愛知公演にはYUKIと、いずれも「ふたりぼっちで行こう」の参加アーティストがラインナップされた。