鈴木慶一が手がけたミュージカルの音源が34年ぶりに初CD化

鈴木慶一(ムーンライダーズ)が音楽プロデュースを手がけた1984年上演のミュージカル「時代はサーカスの象にのって'84」の音源が、34年の時を経て初CD化。ムーンライダーズの自主レーベル・MOONRIDERS RECORDSより725日にリリースされる。

「時代はサーカスの象にのって'84」は、寺山修司の劇団・天井桟敷の代表作を萩原朔美の演出で再演したロックミュージカル。当時新進気鋭のアーティストとして脚光を浴びていた日比野克彦が舞台美術を手がけ、MIE、高見恭子、巻上公一(ヒカシュー)、下馬二五七、蘭妖子ら多彩なキャストが出演した。サントラは慶一プロデュースのもとムーンライダーズの演奏で録音されており、レコーディングは彼らが同時期にリリースしたオリジナル・アルバム『アマチュア・アカデミー』とほぼ同時期に行われている。アルバムにはサントラ音源12トラックのほか、収録曲「コカ・コーラを飲もうよ」「I Want You」のライブ音源もボーナストラックとして収められる。ジャケットイラストは舞台美術を担当し日比野によるもので、ブックレットには慶一、萩原、榎本了壱、佐藤雅和による回想座談会が掲載される。