矢野顕子が久々のピアノ弾き語りアルバムをリリース

矢野顕子がピアノ弾き語りシリーズ最新作『Soft Landing』を1129日にリリースした。

矢野が弾き語りシリーズを発表するのは2010年に発売された「音楽堂」からおよそ79カ月ぶり。エンジニアには盟友・吉野金次を迎え、矢野は彼の提案により今作の演奏ピアノをこれまで主に使用してきたスタインウェイピアノからベヒシュタインピアノへと変更しており、音色だけでなく演奏時のアレンジも今までにないアプローチが生まれた作品となっている。NHKドラマ「ブランケット・キャッツ」のために書き下ろされた表題曲「Soft Landing」や東京ミッドタウンの開業10周年記念ソングの「六本木で会いましょう」、昨年開催されたライブ・イベント「ふたりでジャンボリー~糸井が書いて矢野が歌う1101曲(の予定)~」の中で生まれた「SUPER FOLK SONG」の続編的ナンバー「SUPER FOLK SONG RETURNED」を含む糸井重里とのタッグによる新曲3曲といったオリジナル・ナンバーが並ぶ。さらにフジファブリック「Bye Bye」、YUKI「汽車に乗って」といった本人こだわりの選曲によるカバー曲が計6曲収められている。初回限定盤のDVDにはアルバムレコーディングの1日に密着したメイキングをはじめ、初パッケージ化となる映像を含む19902010年代の貴重な弾き語りライブ映像集、そして猫好きの聖地と言われるマルタ共和国で撮影された表題曲の公式ミュージックビデオとほぼ日アプリの投稿企画で制作された“ドコノコ特別バージョン”を収録。矢野が取り組んできた弾き語りシリーズの魅力が40分超に凝縮されている。さらに矢野本人および関係者へのインタビューやレコーディングレポートなどを収載した76ページの特製ブックレットも付属する。アルバムのジャケットイラストは、矢野が伝えたイメージをもとに、マンガ家の久保ミツロウが書き下ろした。

また矢野はアルバムのリリースを記念して1130日に東京・東京ミッドタウンでスペシャルイベントを開催。さらに12月にはソロ弾き語り形式でのコンサート・ツアー「さとがえる / ひきがたるツアー “ひとりでみんなに届けます”」が開催される。