1981年6月、シングル・アルバム同時リリースでデビュー、今年35周年を迎えた角松敏生が、デビュー・アルバム『SEA BREEZE』をリミックス・アルバムとして3月16日に発売する。
『SEA BREEZE』は、作詞作曲は角松自身が手掛けているが、デビュー・アルバムということで、編曲やプロデュースには関わっておらず、演奏は数々の名スタジオ・プレイヤーを迎え制作されたアルバム。今でもライブの定番曲「Still, I'm In Love With You 」や「Wave」などが収録されており、デビューの初々しい歌声が聴ける作品だが、本人は当時の力量不足にゆえにボーカルテイクに心残りを感じていた。そんなこともあり、この周年イヤーのタイミングで企画されたのが今作。
『SEA BREEZE 2016』は、当時のアナログ・マルチをアーカイブし、ドラム・村上“ポンタ”秀一、パーカッション・斉藤ノブ、ギター鈴木茂、ベース後藤次利などベテランを始め、パラシュート、佐藤準、ジェイク・コンセプション、EPO、浦田圭司等の当時の音源を生かしつつ、歌を再録音、角松の手でミックスが施された。そしてボーナス・トラックには当時の未発表音源を収録する。
初回生産限定盤は、マスター型レーザーターンテーブル(集光された光が表面の信号起伏を読み取る機械)で当時のアナログLPを読み取り、リマスタリングしたCDとの2枚組として発売する。