来生たかおが40周年記念の新録音ベスト・アルバムをリリース

今年10月にデビュー40周年を迎えるシンガーソングライター・来生たかおが、2枚組の新録音ベスト・アルバム『夢のあとさき』を127日にリリースした。

DISC1は往年のヒット曲を、TVや映画音楽を手がける渡辺俊幸がオーケストラ編成で再アレンジ。「夢の途中」、「シルエット・ロマンス」、「セカンド・ラブ」、「マイ・ラグジュアリー・ナイト」といったお馴染みの来生メロディがゆったりとしたゴージャスなサウンドに生まれ変わっている。

デビュー曲「浅い夢」にはゲストに若手クラシック・ユニット、TSUKEMENTAIRIKUKENTAがヴァイオリンで参加。このふたりは2011年にサントリーホールで開催された来生の35周年記念コンサートで共演している。

一方、DISC2は美空ひばりや石川セリに提供した幻の名曲、7080年代に発表したアルバム収録の隠れた名曲のセルフカバーに新曲2曲を加えた全13曲を収録。星勝や萩田光雄らが新たに編曲を施し、70s80sのシティポップ/AORテイスト溢れるバンド・サウンドでレコーディング。1曲目の「これから始まる物語」にはORANGE RANGEHIROKI, RYO, YAMATO3人がゲストで参加し、ビーチボーイズ風のコーラスを聴かせる。来生たかおとORANGE RANGEとは、意外な組み合わせだが、各々の事務所が同じビルにあるという縁で実現したそうだ。

現在、来生たかおは、424日の神奈川県民ホールまで続く40周年記念ツアーの真っ最中。アルバム『夢のあとさき』のDISC1の世界を再現すべく指揮は渡辺俊幸、演奏は各地の地元オーケストラが担うツアーとなっている。