日暮しがインビテーション・レーベルから発表した2作品が初CD化

日暮しが1977年に発表した『ありふれた出来事』と、1979年発表の『記憶の果実』という2枚のアルバムが初CD化。1216日にリリースされた。

日暮しは1973年に日本コロムビアのBLOW UPレーベルからデビューし、1979年に解散するまでに5枚のオリジナル・アルバムを発表したが、今回CD化されたのは1977年にビクターが新設したレーベル・インビテーションに彼らが移籍してからの2作品。『ありふれた出来事』は彼らの代表曲「い・に・し・え」や、RCサクセションがアルバム『MARVY』でカバーした「ありふれた出来事」を収録した作品で、村上秀一、高橋幸宏、小原礼、後藤次利、大村憲司、高中正義、深町純といった凄腕のプレイヤーがレコーディングに参加している。今回のCD化にあたって、ブックレットには元モップスのギター&ボーカル・星勝による解説が掲載されている。

一方、『記憶の果実』は、村上秀一、林立夫、小原礼、田中章弘、大村憲司、高中正義、椎名和夫、安田裕美、山本剛、難波弘之がレコーディングに参加。CDのブックレットに載る解説は仲井戸“CHABO”麗市が担当している。

さらにこの2作品を同時購入すると特典CDをプレゼント。このCD6曲入りで、忌野清志郎が歌う1969年録音の「あの歌が想い出せない」リハーサル・テイク、星勝が1番を歌ってボーカルの榊原尚美が2番を歌う「サーカス少年の街」のデモ・バージョン、1974年録音の「風の音を聞きたい」ラジオ収録ライブ、日本テレビ系時代劇「長崎犯科帳」のエンディング・テーマ「坂道」、「陽炎」の別テイク、「春が来たら」のリハーサル・テイクが収められている。