2012.11.29. 吉井和哉@日本武道館

TOUR 2012".HEARTS"ファイナル公演である。

ツアー・タイトルは、吉井のMCによれば、「吉井とオーディエンスがハートを見せっこするツアー」という意味だそうである。昔の総理大臣が「総理とはドス黒いほどの孤独に苛まれるもの」と語ったことがあったけれど、吉井のライブを見ていると、その「ドス黒いほどの孤独」というフレーズをよく思い出す。で、彼はいつでも、おそらくは今でもそれと格闘しているはずで、すぉの格闘の記録は来年10周年となるソロ・キャリアの軌跡とも重なるものだと思う。この日も示した”闇”の深さと、それをロック的な表現に昇華せずにはいられない業のようなもの、そしてその表現の揺るぎなさは、やはり圧倒的だと感じさせるステージだった。まあ、ひと言で言えば、かっこいいということなんだけど。かっこいいと言えば、相変わらず照明とステージ後方の映像もかっこよかった。

 

 

M-1.20 GO

M-2.煩悩コントロール

M-3.欲望

M-4.SPARK

M-5.ロンサムジョージ

M-6.SIDE BY SIDE

M-7.母いすゞ

M-8.CALL ME

M-9.ノーパン

M-10.BLACK COCK'S HORSE

M-11.太陽が燃えている

M-12.ONE DAY

M-13.VS

M-14.点描のしくみ

M-15.ビルマニア

M-16.TALI

[ENCORE]

E-1.ロックンロールのメソッド

E-2.PHOENIX

E-3.WEEKENDER

E-4.HEARTS