忌野清志郎が生前に構想していたバラード・アルバムがリリース　　2011.11.23

忌野清志郎によるバラード・ナンバーを集めたアルバム『sings soul ballads』が11月23日にリリースされた。

このアルバムは、清志郎が事務所に遺したバラード・アルバムの選曲リストを再現した作品。選曲リストは、2年間の闘病生活を経て2008年に日本武道館で完全復活祭を行った後に本人が書き残したもので、タイトルも本人が考案していた。彼のソロ曲だけでなく、THE TIMERSの「JOKE」「まわりはワナ」、忌野清志郎＆2・3'Sの「NEWSを知りたい」、細野晴臣＆坂本冬美とのユニットHISによる「500マイ ル」なども収録。また「忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館」で録音された「スローバラード」のライブ音源や、1994年に渋谷公会堂で行われたソロ・ライブ映像作品「Screaming Revue」収録の「ぼくの家の前の道を今朝も小学生が通います。」も聴くことができる。

さらに、RCサクセションの初CD化音源「500マイル」がボーナストラックとして収録される。この音源は、RCサクセションのアルバム『Baby A Go Go』のレコーディング時（1990年）のセッションテープから発掘されたもので、エンジニアZAKのリマスタリングを担当している。

また26日からは、清志郎が大阪城ホールで過去3回にわたって開催したスペシャル・ライブ「ナニワ・サリバン・ショー」の模様を映画化した「忌野清志 郎 ナニワ・サリバン・ショー ～感度サイコー!!!～」の公開もスタートする。