2010.12.12 矢野顕子@NHKホール

恒例の「さとがえるコンサート」。

今回も、メンバーはMarc Ribot(g)、jay Bellerrose(ds)、Jennifer Condos(b)というラインナップだ。

 

去年のステージを見た時に、3人とも田舎の役場職員みたいだなと思ったけれど、ルックスは相変わらず。でも、その演奏は役場職員的な実直さとは対極にあるもので、今年はそのセンシティブで自在なセンスにいっそう磨きがかかったというか、このラインナップも3年目ということでいよいよ気心が知れて持ち前の個性がより明解に押し出されることになったんだろうと思う。洗練という言葉が連想させる都会的な滑らかさはないのだけれど、しかし十分にこなれていて、しかも相当にこしが強いグルーヴが印象的。しかも、キリキリとした鋭角的な感覚ではないのだけれど、でも確かな前衛性とでも言うべき、月並みにまとまらない独自な感じでワクワクさせてくれるのだ。

 

矢野のライブではいつものことだが、”ああ、音楽を楽しんだなあ”と思わせてくれるステージだった。

 

 

1.Song for the sune

2.Season of the end

3.The Wall

4.Good Girl

5.変わるし

6.All the bones are white

7.ひとつだけ

8.恩赦

9.Naima

10.Say It Ain't So

11.House of Desire

12.LEARNING/Manabeyo

13.Joy

14.ラーメンたべたい

15.Whole Lotta Love

[ENCORE]

1.Centerpiece

2.ふなまち唄